太陽のように、いつも輝くように笑っていたキミ。
その裏が、闇だとも知らずに何気なく日常を過ごしていた俺。
キミは太陽というより、月のようだ。絶対に裏側は見せない。
ただ彼女は、キミは、月と違って少し裏側を見せていたのかもしれない。
それに気付かない呑気な俺を恨まずには居られないよ。
キミの言った最大のワガママが、最後のワガママとも知らずに、一緒に通えるならいいかな、なんて思ったりしたあの日。
もしも、あの日に戻れたら、キミに絶対一緒に通う?って聞いたら、キミはどんな顔をしただろう。
キミは今ここで笑ってくれただろうか。
やっと今日、キミから貰った最後の手紙を読んだんだ。
それを読んだら俺の疑問なんてYESなんて思えなくてさ。読む前の俺は、あの日次第でキミは俺の隣に居てくれたと思っていた。
実際はどうか分からない。ただ変わらないのは、何を言われてもキミの変化に気付かない俺を恨んでると言う事だけ。