「さすが美樹様、今日もしっかり私たちに挨拶を返してくれますわ」



「それにしたってなんて眩しい笑顔なの!今日も素敵だわぁ~」



なんて女子達の会話を受け流しつつ、橘さんは教室の中に入ってきた。



そして優雅に席に着く姿も品にあふれていて、女子達はまた黄色い悲鳴を上げる。



中には橘さんが歩いただけで気品に溢れた様子を見て気絶する人もいるみたい。



それくらい彼女の存在は大きくてすごい。