あなたのその感情、殺しましょうか

そんな一言をかけてきたのは、見知らぬ女の人だった。

その女性は、黒髪ロング、細い手足、小さな顔、見た目はものすごく美しかった。
私はそんなことを考えながら、とっさ言葉を口にする
「はいぃ?」
見事に声が裏返った。

その女性は、クスクスと小さく笑い、
「こんなこといきなり言っても意味わかりませんよね。詳しく話すのでカフェでもよりませんか?」

変なおじさんだったら、即効断ってたものの、その女性は悪い人そうには見えない。とりあえず、人が多いお店でお茶でもしながら話を聞こうかな

「じゃ、この近くに私の好きなお店があるんでそこでもいいですか?」

私はそう言った。

二人でお店に向かって歩いていった。