「じゃあね~、掃除がんば~。」



「バ~イ!」



放課後。



他の生徒達ももうほとんど帰って、部活の掛け声とかが聞こえてくる。



「私手伝おうか?どうせ暇だし。」


紗希がそんなことをいってくる。



「いいよ。すぐ終わるから。」



「そう?じゃあね、待ってるから。」



そう言って教室を出ていく。



は~、掃除とかマジだるい。



大体なんでこの私が掃除なんかしなきゃいけないわけ?



「お~い、掃除の道具持ってきたぞ~。」



あ、正輝戻ってきた。



「ど~も。さっさと終わらせて帰るよ。」



「おいおい、そんな急ぐなって。」