「紗希…。」



それはバカみたいに笑いあう私と紗希の写真が。



このまま紗希とは話せないまま、二年生になるのか…。



なんで正輝ごときの事でこんなことになったんだろう。



梨香子たちに散々嫌がらせされても、紗希は一度も直接私に危害を与えなかった。




どうせなら紗希が中心になって嫌がらせしてくれれば吹っ切れたのに。




「紗希とは、





友達でいたかったな…」




そこで私の意識は途切れた。