「何気軽く紗希の名前呼んでんのよ?!」


紗希のところに行こうとしたけど、梨香子に思いっきり突き飛ばされた。


「いった…。」


「ハッいい気味!茉理、リーダー交代よ。あんたはもう女王様でもなんでもない、ただのクズよ!」


思いっきり見下す梨香子に、その後ろで私を嘲笑う、つい昨日まで友達だと思っていた優奈たち。


くだらない。



「で?これから私に嫌がらせするわけ?」


「は?」


さっきまでとは全然違う態度に、梨香子も驚いた様子。



「いいわよ、別に。嫌がらせしたいなら好きなだけすればいい。



リーダーの座だって好きなだけくれてやるわ。



大丈夫、私梨香子たちには失望してないから。



あんたたちがこれっぽちのバカな人間だったってことに気づけなかった自分に失望してるの。」



立って腕を組み、逆に梨香子たちを嘲笑う私。



それを見て、梨香子たちは声を荒げた。


「何こいつ、本当最低!」


「私たちのこと今までずっとバカにしてたんでしょ?!」


「本当性格ブス!」


馬鹿な人たち。



あんたらがいくら何を言おうと、一生私にはかなわないのに。