次の日、クラスの委員長を決めると先生から聞いていた。


うししぃ。
山﨑優くんがいいと思います!と推薦しておいたのだ。


我ながらよくやった。


そのことを愛に話すと


「そんな可愛い顔してやるわね。」


と。


そしてHR。

「推薦があって、クラスの委員長は山﨑くんになりました。みなさん拍手。」


パチパチパチパチ


「そして副委員長は大森さんになりました」


『え‼︎
なに言ってるの、先生!』


「これも推薦だったのよ?
2人とも頑張ってね。仕事は今日からあるから。
資料室綺麗にしとくことが仕事ね、よろしく」



『そ、そんなぁ。』

私はすぐに山﨑優のほうを見た。

フンッ、馬鹿め。という顔をしてる。


「美優、やられたわね。
いいじゃない、漫画みたいなシチュエーションだわ、萌えてくる!」


『一緒に帰れないじゃん、愛と!』


「仕方ない、恋の為だもの!
頑張りなさいよ?」


なにを頑張ればいーのよっ。

放課後、資料室行って怒ってやるんだから!