「こっち」



百合飛がバイクから降りて



木が茂ってる方へ歩いていく




「百合飛待ってよ!」



アタシも急いでバイクから降りて



百合飛の背中を追う







「見ろよ」




百合飛に言われ




木々を見てたアタシは正面を向いた






初めての景色






「…キレイ」





そこには街の灯りが



沢山あって、街が小さく見えた






「綺麗だろ」




自慢げに笑う百合飛に

なんだか安心する





「家帰るんじゃなかったの?」