「ついた」




そう言う、



百合飛の声で家に着いたんだと悟った




「あれ、ここどこ?」




バイクから降りようとすると



全然知らないところで





「これ、俺の生まれた街」





そう言う百合飛



俺の生まれた街?





いや、どー見ても山だから




「百合飛山で生まれたの?」




いつの間に山に来たんだ



しかも、薄暗くて怖いよ