「ミヤビちゃんかえろー!」




放課後ミヤビのことを迎えに来た
五十嵐。ミヤビはキモイ
鼻歌を歌いながら去っていった




「アタシもかえろー」



そーいって、下駄箱に向かった




上履きから履き直して

外へ出ようとすると



女の子がたちはだかった



ほんとに邪魔だな




「何か用?」



冷めた口調でいうアタシほんと
性格の悪さ滲み出てそうだよね



「何か用じゃないわよ!」






なんか、見たことあるような
どこにでもいそうな子だな




「鼎さんに、ちかずかないで」




いや何



何様のつもり




「はなから一緒に居るつもりないよ

てか、陰湿なことすんのやめたら?
嫌われちゃうよ?」




鼻で笑って外にでようとした




「ちょっと待ちなさいよ!」




女は追いかけてくる




カバンを引っ張られて
立ち止まる



「しつこい、うざい、
さわんな、キモイ」




素早く言い過ぎた




女達は手を出してこようとするけど
みんな遅すぎて話になんないわ




「そんくらいにしとけ」




うざ



顔を上げると百合飛の姿



「いっつもヒーロー気取って
出てくるのやめてくんない?」




前の、男達の時もだし
なんか、狙ってんの?