初めて出会った時から
百合飛を見た時から
なんだか胸の奥がザワザワしてた
「百合飛の目的は何なの」
百合飛の目を真っ直ぐ向いて
もう一度言った
「もしかして、元カノと
アタシが似てるとか?(笑)」
嘲笑うかのように言った
「お前ほんと何もわかってねーよな」
真顔で真っ直ぐ言い返してきた
「百合飛は逆に過去に何があったの」
バカにしたように言う
まるで、アンタが言ったら
アタシも言ってやる
とでも言うように
今まで真顔だった百合飛は、
殺気を出し雰囲気がガラッと
変わった。アタシは胸ぐらを掴まれ
壁まで、追いやられた
“百合飛は強い”
そう思ったと同時に、
「お前、あんまり舐めんなよ?
俺の事は深入りすんな
俺の話を聞いても、俺には
言ってくんな。
お前も周りと一緒だな」