人ごみを掻き分けて行くと



人だかりの理由が分かった





「ミヤビ…引き返そう」




そう、人ごみの中をUターン
した所で見つかった





アイツらに





「ミヤビちゃん!」



このちゃらい声




五十嵐だ




平和な学園生活が!!


サーッっと全身の血液が
抜けていくような感じ




「ミヤビ行くよ」





グイグイミヤビの手を引っ張った





「痛いよアズサ〜
もっと優しく握ってよ〜」




今は無理!!



ミヤビのてを、誰かが引っ張った




「無視はダメだよ?ミヤビちゃん!」




そこには五十嵐の姿



そっか。みんな五十嵐と百合飛を
目当てに来てるから



この2人は人だかりすぐ掻き分けて
これるんだ。



「いや、アズサが行こうって」




ミヤビはアタシのせいにした


アタシ売られた…涙




「アズサちゃんおはよっ♪」




いや、もー昼だから



てか、周りの女めっちゃガン
飛ばしてくるんだけど



鬱陶しいんだけど