「百合飛といたら朝から疲れる」




ほんとに、そーおもった


なんかドッと疲れが来て
教室につくとすぐに伏せる




あー、寝れる
眠い、1時間目パスコースだわ



「アーズーサっおはよ♪」



なんで、ミヤビもこんな元気なの




「おやすみ」



もー、眠たいんだってば


「実はね朔君と登校しちゃった」




え?
なに、五十嵐狙い?
苗字はカッコイイけど
ちゃらそーだからなー





そんな事考えて眠りに落ちた





『アズサ俺さ、族の総長に
なる事になった!』



眠る度出てこないで


『そーなんだ!!
頑張るんだよ?』




『当たりめーじゃん!
なんせ俺なんだし?』



思い出さないで




ハッ




額には汗



悪夢だ



「アズサ目覚めた?
てか、どーした?
顔色悪いよ?」




ミヤビが心配してくる


「いや、最近昔の夢よく見るんだ」



そう、苦笑するアタシに
ミヤビは顔を歪める



「そっか…」


ミヤビは気にしなくて大丈夫だよ?



悪くないんだから




「で、五十嵐とどーなの?」




ミヤビはノリノリで
それはねー、とか言ってくる
けど、実際チャラ男はムリっ!



「友達になったよ!!
きのうずっとDS通信してた!!」



何だそれ
白い目で見ると


DSの説明をしてくる
いや、そのソフト知らないわ