「鼎 百合飛って、さっき
言っただろーが」




なんで、ガン飛ばしてくる訳?



「いや、なんて呼べばいーか
分かんないじゃん」




ミルクティー君は、ため息をつく



いや、なんでため息?



「百合飛でいーよ」



これだから女ってだるい
って言いながら




ソファーに寝転がった



「寝ないの?」



なんでソファー?

ベッドは?


「お前が寝ろよ」



いや、解釈間違ってない?




「歩いて帰るから」



まじ、性格悪いわ〜

イケメンって、完璧じゃないんだ




「治安悪ぃぞ」



関係ないし


もーかえろ。



うんとこしょって、腰上げて
帰る支度をする。



「お前知らねーからな」




そう言ってミルクティー君は
目を閉じた