パチッ




目が覚めたら、誰かの部屋だった



「頭痛い」




そう呟く


「当たり前だろーが」




横を見ると

ミルクティー君



「今何時?」



そう聞くと、


「夜の2時」


と返された



なんか、酷くない?
それとも普通なの?


「え、2時?」


「うん」



一体何時間寝たんだ


「てか、なんでアタシの
名前知ってんの?」



そうだ、ミルクティー君が
名前知ってて


思い出して、
意識とんだんだ。



「え?俺だから」



何だそれ



「あ、ミヤビは?」


ミヤビ忘れてたわ。
どーしたんだろ



「アイツ横の部屋」



そう言って、ミルクティー君は
タバコに火をつけた



「ねぇ、名前なんてゆーの」



ちょっとだけ興味がわいた


「鼎 百合飛」



かなえ、ゆりと?


あー、なんか、聞いたことあるけど
思い出せない



「その様子じゃ知らねー様だな

ま、俺的にはそっちんが助かる」



なに、有名人?


「帰る」



かえろ。久々に男の子と話して
視力悪くなりそーだし



「あ?どーやって帰るんだよ」