アズサside



中学1年生の夏





貴方と出会った





あっついな〜



夏早く過ぎないかな〜


外は暑い


あ、近道発見






何気ない気持ちで
裏路地にはいった



「おねぇちゃん

ここ、お前さんがくるよーな
とこじゃねーよ?」



柄の悪そうな男達




「脅すなって」





その声だけが妙に響いた




とても綺麗な顔だった



「何歳?迷ったんだろ?」




中学1年生だけど、
迷子に間違えられてしまった



「お前ら先戻ってて!
俺この子送る!」




夏だから余計金髪がキラキラしてて


純粋に優しい男の子だな〜
って思った




「いや、近道なの!」



カッコイイから心臓
持たないだろーな



「いや、治安悪ぃからさ!」




どこまで優しいんだろ




「なんて呼べばいい?」



女の子なれしてるのかな?


「梓」