「またそんなことゆーの?」



急に真顔になってしまう彼



あたしが何故そこまで
月影に必要なのか



どうして、たもつはこんなにも
あたしにこだわるのか





「また、しつけてやるから
戻ってこいよ〜」







「はーい。そこまで」





アタシの後に影があった


街灯がその影を照らしてくれてて



「…威吹くん」




そこには威吹くんが居た