時間はあっという間に過ぎて



五十嵐はミヤビを送って


百合飛はアタシを送ってくれた



威吹くんがどこへ行ったのかは

知らない







「ごめん、明日は迎え来れねぇわ」



アタシのヘルメットを取りながら
百合飛は申し訳なさそうに


言ってきた





「明日からテストだからサボンなよ

アズサ」






すっかり忘れてた




「なんで行ってくれなかったの!!」




ほんとに忘れてた!



今から徹夜?


いやいや、睡眠学習




どーしよう