【高校】

明田歩美と出会った。

歩美は、かなりの美人だった。

吹奏楽部で、友人も多く男子の間でもよく話に出る存在だった。

彼女から、「一緒に映画見に行きたいな」と誘われたのが彼女との初デートだった。

デートでは、薄いピンクのワンピースに髪飾りはリボン。

可愛かった。キラキラした笑顔に私は、すぐにのめり込んだ。

それをきっかけに、私達は付き合い始めた。

周りからは、美男美女だともてはやされた。

過去の栄光だ。

高校3年の春。歩美が、私に言った。
「赤ちゃんが出来たみたい」と。

私の頭は、真っ白になった。そして、歩美は、「産みたい。」

私は、自分はこの先大学に進学し色々学ぼうと考えていた。

歩美に、言った。
「おろそう。まだ、若いんだから育てるのは…。」

歩美は、首をたてにふらず高校は中退した。

それから、歩美は私と連絡を経った。

残された私は、周りから最低だと罵られた。