僕が一緒になった事で

散々怒られたが

看護師さんが出て行ったあと

お爺さんが

「あの看護師はいつも元気じゃぁの。」

と笑っていた。




そして一日が過ぎていった。



夜になり消灯時間。

この時間が一番嫌いだ。

お婆さんもお爺さんも寝て

部屋が静まり返る。




すると、隣からすすり泣く声がする。

僕は気になってカーテンを少し開けた。




そこには、布団に包まって

肩を震わせる彼女がいた。





「大丈夫?」





静かに

でも確かに

自分から彼女へ声をかけた。