それにしても

こうも身動きが取れないのは

1週間でも辛いな。


一人ではトイレにも風呂にも行けやしない。

お婆さんは手芸してるし

お爺さんは相撲をみてる。


ゲームも飽きたし雑誌も飽きた。

そろそろ母さんがくる時間かな。






カラカラカラ…………




来た。

扉に目を向ける。






そこには僕と同じくらいの女の子がいた。



白く透けるような肌に

ビー玉の様なクリクリとした大きい瞳

茶髪のロングヘア

小柄に映えるフワッとしたワンピース


今まで生きてきて、こんなに可愛い

と思える女の子を初めて見た。