「…難しいな。」
「ねぇ?」






なんて、しろたんと話してると。チャイムが鳴り響く。


「じゃ、また後でね。」



準備室を出ると。偶然にも部活の後輩、橋本葵君に出会った。



「あっ、葵君。」
「…ちはっす」


葵君も、好きな人がいて。その好きな人ってのが、又私の友達で。


名前は、相澤優佳。
ギャル系で身長が高くて現役のモデル。



「今日はね、優佳学校来てるから。よかったね」
「…………」



葵君はクールな性格で。格好良いというよりは可愛らしい。



「…じゃあ放課後。部活でね?」





私は葵君に手を振ると、教室に向かう。









「よぉ、またしろたんに呼び出しくらってたのかよ?」
教室に入ると裕也が声をかけてきた。
「んー、ちょっとね」