裕也達と同じ劇団なら、妙に仲が良い事も理解できる。


「そうだ、優佳に頼まれた?雑誌の事」
「へ?…あー、うん。どうしようかなって。智莉が受けるなら、私も受けるけど…」
「…一応、わかったって返事しちゃった。由宇が一緒ならいいかなって」
「私も、智莉がいいなら、いいよ」






雑誌のモデルかぁ…。



私、身長低いけど大丈夫かな?
普通、モデルの人って皆身長高いよね…



「…雑誌の件って何?」

由宇と話てると、後ろから質問される。

「優佳に頼まれたの。雑誌の企画で友達紹介みたいなのがあるんだって。で、それに出てくれないかって」

「雑誌?相澤ってモデルだろ?……智莉には無理だって」
隣で話を聞いてた裕也の返答。
「それ、ひどくない?」
「っつうかお前、身長低いじゃん」
「…現役のモデルに頼まれてるの!優佳は親友だし…」
「いいんちゃう?…今、現役のモデルでも身長低い人いるで」


結城君が私をフォローするかのように発言してくれる。


「そうだよ!それに、身長低い方が可愛いんだしね。」
由宇も、フォローしてくれた。




私達は、優佳に頼まれた雑誌の件に出ることを決めた。