亜季は、ミニスカにキャミソール。キャミの上に薄手のものを羽織ってる。


多分、ってか間違いなく私達よりお洒落。


「亜季可愛い〜」

由宇が、亜季に抱きつく。
「えへ。ありがとっ」


そうこうしてると、男の子達が仲良く登場。


裕也としろたんは、私達みたいにラフな格好だし、結城君は、少しお洒落な感じで。


「んじゃ、行きますか」

私達四人は、遊園地に入っていく。



…さて、と。
協力者が必要なのよね。
今回のこのグループデートには。


「…結城君、ちょっといい?」
私は、皆に気付かれないように、隣にいた結城君の袖を引っ張った。
「ん?」



「あの…さ。少し協力してもらいたい事があるの。」
他の四人に気付かれないように少し距離を置いて、話す私達。

「……いいけど、何を?」



私は、今日の目的を結城君に話した。私一人では限界があるから。







「ふーん。……別に構わへんよ。そういう事なら。」
「有難う!助かる」

やっぱり、持つべきものは話のわかる友達だね。