「ちさとー!!あれ拓馬くんじゃない!なんていわれたの!?」


え!?あの人のこと…さくらしってるの??


「さくらもあの人のこと知ってるの?」


「当たり前じゃない。この学校で知らない人はいないって有名な田中拓馬くんじゃないの。もしかしてちさと知らなかったの!?」


えぇ!初めて聞いた名前…


「う、うん。
そんな名前聞いたこともないよ…」


「まぁちさとのことだもんね。知ってるわけないか。」


頷くように咲良は言った。


なによ

そのバカにしたような言い方は!!


「で、なんていわれたの?」


ニヤニヤしながら咲良は言った。


「放課後裏庭に来い!って言われた。」


「えー!もしかして…」


「なに!?」


「いや、なんでもなーい。」


なによ。気になるじゃない!!


「教えてくれたっていいでしょ?」


「まぁ放課後のお楽しみってことで!笑
あ!授業始まる。」


咲良はニヤニヤしながら自分の机に戻っていった。


もう…なんであんなににやけてるの…笑