1997年9月30日
上り回送列車を見送った信越を見つけて詰所に引っ張っていったのは北陸本線。誰もいない、いや、信越が部屋に足を踏み入れた瞬間ぱっと電気がついた
『信越(さん)おつかれっ!』色とりどりの制服、ほとんど顔を合わせたことのない物から、毎日会っている物まで。
その面子を見て、これまで涙を堪えていた信越は堰を切ったように泣いた。