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ついに、放課後。
「本当に付いていくの??」
「…う、うん」
「まぁ…気をつけてね。なんかあったら電話しなさいよ…じゃぁね!」
「ばいばい!」
由季…ついてきてほしかったよぅ…
もぉ…ケチなんだから!!
「ハル―??」
「あ…蓮!!今日も…だよね?」
私はにっこり笑って言った。
「う…ん。ごめんな?」
「い―よ。ほらっ行きなよ!」
私は蓮をぽんって押した。
「メール…待ってるね。」
「き、昨日ごめんな!!なんか…寝ちゃっててさ…」
「うんっ…わかってる。
じゃぁばいばい!!」
蓮が行った。
「よしっ!!」
こっそり後をつけはじめた。