―ガサゴソガサゴソ



「んー……?」



なんだこれ?



刀?



気になるが先に片付けてからにするか



―数分後



「終わったあああ」



にしてもこの刀



見たような聞いたような…



なんか覚えがあるんだよな〜



「うーん…」



全体的に黒で桜柄か



私が好きな色に柄だなー



「にゃー」



「おっ…クロじゃん」



「にゃー?」



「お前もこの刀気になるか?」



「にゃー」



「気になるよなー」



勝手に会話を成立させるという…笑



「にゃーにゃー」



待てよ…?



この刀って


「………ああああああっ!!??」



思い出した!



「みぎゃぁあー!」



「うおっ…ごめんよ」



驚かせてしまった



「みにゃー!」



「ごめんごめん」



そうだこの刀は



家宝だ。



代々受け継がれてる物でもあったはず



でもなんで押入れなんかに?



うーん………あっ!



もしこれを使えるなら…



素手をやめてこれでやろうかな



向き的には…逆刃刀?だと思うし



まぁ使えるのか刃の方を見てみるか。



―チャキ



おー綺麗な刃だな



手入れもされてて錆1つない



それに逆刃刀であってたわ



どーしよーかな〜



―ピカーーーン!!!



「ん!?」



眩しっ…。



「にゃーー!!!!!」



嘘だろ……!?



これ落ちる!!



「うわあああああああ」



――……。