『今朝のペソで〜す!』
母から送られてきた動画。
愛くるしい顔つきのペソは、元気そうに遊んでる。
あのボールは私が買ってあげたやつ。
黄色とオレンジのマーブルカラーのソフトゴムタイプ。
毎晩のように転がして遊んでた。
何があってもペソの顔を見れば落ち着いた。
(なのに、なんでだろ……。今日はこんな悲しい……)
ホームシックになるには早過ぎる。……と言うことは、昨日のことを引きずってるせいだ。
「羽田のやつ、結局何も言わなかったな…」
朝起きて一番先にお風呂へ入った。
出てきた頃に起き出してきた羽田は、いつもの感じでいきなり私に抱きつこうとした。
「バカッ!朝から何すんの!!」
拒否る私をからかいながらシャワーを浴びに行き、これまた普段通りに仕事へ行った。
私の作った朝ご飯を食べて、「ウマイ」とも言わずに。
(なんかいろいろと落ち込む。美人に遭遇したことも、羽田にご飯を褒められないことも……)
ショボン…と肩を落としながらの店内作業。
開店間もない本屋は、入荷したての書籍や雑誌を積む仕事が待ってる。
2日ぶりに動かすせいか、どうにも体が重くてやりきれない。
ノロノロ…とやってる私に同僚の子が声をかけてきた。
「美結りん、大丈夫?体キツくなったら言いなよ」
同年代のパート仲間の佐藤ちゃんが気を遣ってくれる。
母から送られてきた動画。
愛くるしい顔つきのペソは、元気そうに遊んでる。
あのボールは私が買ってあげたやつ。
黄色とオレンジのマーブルカラーのソフトゴムタイプ。
毎晩のように転がして遊んでた。
何があってもペソの顔を見れば落ち着いた。
(なのに、なんでだろ……。今日はこんな悲しい……)
ホームシックになるには早過ぎる。……と言うことは、昨日のことを引きずってるせいだ。
「羽田のやつ、結局何も言わなかったな…」
朝起きて一番先にお風呂へ入った。
出てきた頃に起き出してきた羽田は、いつもの感じでいきなり私に抱きつこうとした。
「バカッ!朝から何すんの!!」
拒否る私をからかいながらシャワーを浴びに行き、これまた普段通りに仕事へ行った。
私の作った朝ご飯を食べて、「ウマイ」とも言わずに。
(なんかいろいろと落ち込む。美人に遭遇したことも、羽田にご飯を褒められないことも……)
ショボン…と肩を落としながらの店内作業。
開店間もない本屋は、入荷したての書籍や雑誌を積む仕事が待ってる。
2日ぶりに動かすせいか、どうにも体が重くてやりきれない。
ノロノロ…とやってる私に同僚の子が声をかけてきた。
「美結りん、大丈夫?体キツくなったら言いなよ」
同年代のパート仲間の佐藤ちゃんが気を遣ってくれる。