「…何だ。今のは……」


いきなりドアが開いたかと思えば絶叫して逃げてくし。


「まぁ、このカッコじゃ無理もねーけど……」


パンツ一枚でそれを脱ごうとしてたんだしなぁ……って。


「叫び声上げんの俺の方じゃね?…つーかアイツ、一体何しに来たんだ?」


脱いだ服洗濯機に入れようとドアを開けた。
中に入ってる衣類を取り出し、『成る程…』と理解する。


「コレが見られたくなかったってワケか……」


中坊通り越して小学生かと疑いたくなる菅野のパンツ。
レースやTバックなんて期待はしてなかったけど、コレはねーよなぁ。


「イチゴ柄の綿パンか……色気の欠片もねぇな……」


まぁな、真冬に毛糸のパンツ履いてるようなヤツだったもんな。
大方こんな感じだろ〜と予想はついてたけど……。


「……へっくしゅん!!おぉ〜〜寒寒っ!風呂入ろっ!」


パンツのことは後から本人をからかえばいいや。
とにかく今はゆっくり温もって、疲れとろ〜〜と!