「乾杯!」
「お疲れ!」
ビールのグラスを合わせて声を掛け合った。
私と羽田の間には、ちょこんと座るペソの姿。
「お前も食うか?」
ビーフジャーキー片手に振る羽田の顔を無言で見つめる。
さっきからずっと、こっちを見ないようにしてる羽田の態度がどうにも気に入らない。
私のことをどう思ってるか、早見さんのことはどうでもいいのかと思ってしまう。
(……だったら今朝のあの態度は何⁉︎ 何でそんないつも通りでいられんの⁉︎ )
「ねぇ…」
口火を切った私にちらっと視線を向けられる。
でも、その目線はすぐに逸れ、料理の方へと向かった。
「何?」
箸で摘まんだ豚肉にかじり付く。
「やっぱ苦ぇ…」と呟くその態度にも傷ついた。
「…食べなきゃいいじゃん!」
ムッとして声を上げる。
それに驚いたペソが、軽く唸った。
「ウ〜〜ッ」
「ヨシヨシ」
頭を撫で、ペソに優しく話しかけてる。
「だいじょーぶ、だいじょーぶ。平気平気」
「クゥゥゥゥン…」
羽田に宥められてペソがその指先を舐める。
仲のいい関係に、余計にイラっときた。
(何よ!私よりもペソの方が可愛いって言う訳⁉︎ )
完全に捻くれてビールを煽る。
もうどうでもいいや…と思いながら飲み進めて5杯目、羽田からストップがかけられた。
「ピッチ早過ぎ!もう少しゆっくり飲めって!」
なぁ…と同意を求める相手はペソ。
ペソは「キャン!」と鳴き声を上げ、その頭を羽田が撫でてる。
「お疲れ!」
ビールのグラスを合わせて声を掛け合った。
私と羽田の間には、ちょこんと座るペソの姿。
「お前も食うか?」
ビーフジャーキー片手に振る羽田の顔を無言で見つめる。
さっきからずっと、こっちを見ないようにしてる羽田の態度がどうにも気に入らない。
私のことをどう思ってるか、早見さんのことはどうでもいいのかと思ってしまう。
(……だったら今朝のあの態度は何⁉︎ 何でそんないつも通りでいられんの⁉︎ )
「ねぇ…」
口火を切った私にちらっと視線を向けられる。
でも、その目線はすぐに逸れ、料理の方へと向かった。
「何?」
箸で摘まんだ豚肉にかじり付く。
「やっぱ苦ぇ…」と呟くその態度にも傷ついた。
「…食べなきゃいいじゃん!」
ムッとして声を上げる。
それに驚いたペソが、軽く唸った。
「ウ〜〜ッ」
「ヨシヨシ」
頭を撫で、ペソに優しく話しかけてる。
「だいじょーぶ、だいじょーぶ。平気平気」
「クゥゥゥゥン…」
羽田に宥められてペソがその指先を舐める。
仲のいい関係に、余計にイラっときた。
(何よ!私よりもペソの方が可愛いって言う訳⁉︎ )
完全に捻くれてビールを煽る。
もうどうでもいいや…と思いながら飲み進めて5杯目、羽田からストップがかけられた。
「ピッチ早過ぎ!もう少しゆっくり飲めって!」
なぁ…と同意を求める相手はペソ。
ペソは「キャン!」と鳴き声を上げ、その頭を羽田が撫でてる。