「ありえねーな」
一言呟く。
ショボン…と肩を落とす。
いいお酒のツマミになると思ったのに。
「でも、勿体ないから食おうぜ。折角美結が作ったんだし」
「えっ⁉︎ でも、きっと苦くて美味しくもないよ…!」
止めとこうよ…と言う私に構わず皿に盛り始める。
黒い方を下にして、見えないようにして重ねていく。
「ほらっ、こうすれば分かんね」
旨そうじゃん…と微笑む。
いろんな事が頭の中で駆け巡ってたけど、その顔見たらどっかへ行ってしまった。
「羽田……くん……」
湧き上がる思いに胸が熱くなる。
ぎゅっとワイシャツの袖を握ると、少しだけ羽田がビクついた。
あれ?…と顔を見つめると、気まずそうに笑った。
「…俺、着替えてくるわ。これ頼む」
皿を手渡された。
さっさと背中を向けて寝室へと向かい始める。
その後をペソが嬉しそうに追いかける。
それを見つめながら、私は今朝の羽田のことを思い出していた………。
一言呟く。
ショボン…と肩を落とす。
いいお酒のツマミになると思ったのに。
「でも、勿体ないから食おうぜ。折角美結が作ったんだし」
「えっ⁉︎ でも、きっと苦くて美味しくもないよ…!」
止めとこうよ…と言う私に構わず皿に盛り始める。
黒い方を下にして、見えないようにして重ねていく。
「ほらっ、こうすれば分かんね」
旨そうじゃん…と微笑む。
いろんな事が頭の中で駆け巡ってたけど、その顔見たらどっかへ行ってしまった。
「羽田……くん……」
湧き上がる思いに胸が熱くなる。
ぎゅっとワイシャツの袖を握ると、少しだけ羽田がビクついた。
あれ?…と顔を見つめると、気まずそうに笑った。
「…俺、着替えてくるわ。これ頼む」
皿を手渡された。
さっさと背中を向けて寝室へと向かい始める。
その後をペソが嬉しそうに追いかける。
それを見つめながら、私は今朝の羽田のことを思い出していた………。