「少し、気になったんだけど……」







ピーチティーを入れているコップから口を離して初めて自分から


話をし始めた。







榎本くんは、しっかりと私の目を見て話を聞いてくれる。











「……私が、心臓痛かった時……榎本くん病院にいたよね……?





どこも悪そうに見えなかったけど……」











病院に入ろうとしているところで私を見つけたのだ。







本人は元気そうだったけど、何か病院に行く必要があったのだろうか?