「……榎本くんは、ピーチティー飲める?」







「え、うん……飲めるけど」








何でそんなことを聞くの?という顔だった。







私はそれを聞いて棚からコップを2つ取り出した。









「もし良かったら……榎本くんも、飲む?」










昨日はひとりで飲んでしまったが、



やっぱり奢ってもらってばかりじゃ申し訳ない。








そんな私の意図を読んだのか、榎本くんはにこりと笑う。