今日は、私、《鶴晴 菜月 turuha natuki》の一世一代の告白!!!!



この2月14日という決戦の日を選んだのは、他でもない何故なら、バレンタインだからだ‼︎



男子は、バレンタインという日にチョコを貰えるのはかなり嬉しいらしい



だから、この日の為にフォンダショコラを作って来た!



放課後の教室というセッティングも我ながらバッチリだ‼︎



私はそんな事を思いつつ、李智を待っていた。



李智は私の幼なじみだ。《福本 李智 fukumoto iti》



くせ毛が可愛いくてでも、性格は男らしくて、



そんな李智に私はずっと恋をしている…



教室にフォンダショコラのほろ苦くて、甘い香りがただよっている。



ガラッ



私は背筋がビクッとした。



ドアの方を見ると、鼻をくんくんとさせている李智がいる。




私の手の中にあるフォンダショコラの匂いのありかを嗅ぎつけた李智が私に近ずいてき、



そっと、私の手に李智の唇が付く。



そしたら李智がそのまま、「俺にくれんの?」と静かな声で聴いてきた。



李智の唇が私の手に擦れてくすぐったくって、李智の吐息がかかっって暖かくて、



その瞬間私の心臓の鼓動は凄い勢いで高鳴った。


私は声が震えながらも、勇気を出して言った。



「いっ、良いよ。そっ、その代わり、わっ、私と、



付っ、付き合って下さい!!!!」



つ、ついに言った。でも、李智の返事は全くない。



そう思って、泣きそうになった時、



フォンダショコラを持っていた手が李智の手でそっと、開かれた。



そのまま李智は、フォンダショコラを取った。



フォンダショコラを包んでいた袋が開く音がする。



突然、李智がわたの顎をグイッと上げた。



「んっ、んっ、///」



李智の唇が私の唇に押し当てられた。



ほろ苦くて、甘い香りがする。



李智の口から、フォンダショコラが入ってくる。



時々、李智の舌と私の舌が当たって熱い。



ふっ、と私の唇から李智の唇が離れた。



私の心臓は今にも口から出そうだ。



李智が嬉しそうな顔をしながら、



「フォンダショコラありがとう。おいしかった。 で、さっきの返事なんだけど…」



その瞬間、私の腕が引っ張られ李智の腕の中に閉じ込められた。



私の目の前に李智の胸板がある。



その瞬間、ぎゅっと李智の腕の力が強くなった。



李智の胸板に顔が押し続けられて、李智の心臓の鼓動が聞こえる。



私と同じ位心臓が高鳴っている。



李智が息を吸うのがまじかで聞こえる。



私の耳元で、「こちらこそ」と李智の吐息混じりの照れ臭い声が聞こえた。



教室の窓からは、雪が降り始めているのが見える。



教室も寒いはず なのに、李智の腕の中はあったい。



私達二人は







バレンタインに恋をして、