いきなり私の寝ていたベッドが少し傾いた。


「え?」


聖奈くんの顔が上にある。
え?

なぜに?
聖奈くんはなぜ私にまたがっているの?


「凛桜が可愛いのが悪いんだよ?」

「んっ」


ここ、保健室っ!
そう心の中で訴えるも聞こえるはずもなく。

聖奈くんは私の唇を食む。


「んっ、せ、な…んぁっ」


どんどん深くなっていくキスに意識は朦朧とする。

ちゅっ

音を立てて唇が離れた。