「幼馴染み……いいなぁ」



「俺的には男より女の子の幼馴染みがよかったけどね」



茶髪くんは、枕に顔を埋めてモゴモゴそう言った。



茶髪くんは、私のイメージ通りで女の子が大好きみたいだ。



「でも、それ贅沢ですよ!」



「えー?」



「だって、佐伯くんと幼馴染みなんて……それだけでもいいのに贅沢だよ!」



私が必死にそう言うと茶髪くんは、ゲラゲラ笑って顔を上げた。