「サボリ……」



「あ、ちなみに聖那は寝てたけどね」



なっ……佐伯くんが寝てた……?



「ね、寝顔見たんですか……!?」



私はベッドにうつ伏せになっている茶髪くんの背中を全力で揺すってそう言った。



「見たも何も幼馴染みだから、いつも見てるよ」



茶髪くんは、まるで私に「勝った」とでも言うように余裕な笑みを浮かべてニッと笑った。



くそぅ、ずるいぞ茶髪くん。




佐伯くんとは、同じクラスだし……
それに、佐伯くんと偉い仲がいいと思えば幼馴染みだなんて。