私は、ズキズキする頭を抑えながらベッドから降りてシャッとカーテンを開けた。 保健室の壁についている時計を見ると、時計の針が、もう2時を指している。 周りをキョロキョロ見るけれど、今この保健室には誰もいないみたいだ。 「どんっだけ寝てたんだ!?」 確か……体育の授業は午前中だったよ? お弁当も食べないでずっと、寝てたの!? 熱中症で……!!