「えぇぇ!!!」


結花の顔がだんだん真っ赤になっていく……。


……この反応は自惚れて良いのか?



「ずっと一緒にいようって約束したのに結花は離れていくから……」


これは本音だ。

でも約束を覚えてくれているのかどうしても確かめたかった。


「うっそ!!!彼方君覚えてたの!?」


当たり前だろ。


「結花は忘れてた?」


「…忘れるわけないじゃん。ずっと覚えてたよ…。」



「良かった…。」


つい嬉しくて心からでた声を呟きながらまた結花を抱き締めた。