体育館に着くと、
あたしの知っている顔があった。

『咲ちゃーん!おはよ〜。』

咲ちゃんだ!

「ルカ!どうしたのよ!まさか、寝坊助ちゃん?」

寝坊助ちゃんって、咲ちゃんかわいい。

『うん…あはは』

「まったくもう。昨日あんなに遅くまでメールしてるから…。」

『だって、咲ちゃんとクラス離れちゃったらどうしようって怖かったんだもん。でもクラス一緒だったね!!』

「そうなの!良かった〜。これからもよろしくね、ルカ」

『うん!』

あたしの方がよろしくだよ〜。
咲ちゃん大好き。

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴った。