すると、いきなり男の子があたしに顔を近ずけて耳もとで…

「あのさ。スカート短すぎない?そんなんだから変な奴に狙われちゃうんだよ。」

えっ?

「襲われちゃうよ?」


『なっ…!』
な、何この人!!

信じらんない。
優しい人だと思ったのに!

「ね、誘ってんの?」


一瞬でも優しいと思ったあたしがバカだった!

この〜…

『変態‼︎』


『さようなら‼︎』

わたしはそう言い放つと猛スピードで走った。

あたしマラソン選手になれるかもしれない!

息が切れそうになりながらも無我夢中で走った。