「俊〜!パン食べない?」
一磨がやって来た。

「なあ、一磨、俺。キスした。」

「ふーん…って、は?!お前が!?誰だ!誰とだ!!」
興味津々で聞いてきた。

「柴崎ルカ。」

「あー!ルカちゃんか!咲ちゃんといっつも一緒にいる!2人とも可愛いよなぁ〜。」

「ってか、一磨。もう下の名前覚えたのか?さすがだな。」
手が早いなぁ。

「そりゃーもちろん!まぁ、特に2人がダントツで可愛いからすぐ覚えた。」

「そうか。女遊びも程々にしろよ?」

「あぁ。それよか、お前。大事にしてあげろよ?めいちゃん。」
こういう時だけ真面目になりやがって。

「おい、まだ付き合っても無いんだぞ?」

「は?!女遊びは程々にしろよ?」
一磨にだけは言われたくない。

「一磨にだけは言われたくない。」