「はい。次。西島ー。」

俺の番が回ってきた。

重たい頭を起こす。

自己紹介とか、かったるい。
クラスの奴なんかと深く関わる必要ないし。

「はい。西島俊です。」
俺は椅子に座ろうとした。
「おいおい西島。何か一言だけでも言えよー。お前の事、みんな分かんないぞ?」
分かってもらわなくていいよ。

「すみません。サッカー部です。よろしくお願いします。」

あーもー帰りたい。
席に座った。