「じゃ、そろそろ帰るか」

「ぅ、うん。帰ろう」

そして二人、校門をくぐり最後の帰り道を歩いて行くのだった



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「・・でさー、って紗良聞いてる?」

「え?あぁ、ごめん!聞いてなかった・・」

「なに?卒業式のあとにでも泣いて疲れたか?」


なんて馬鹿にしたように言ってくる


「ちょっと~!そんなことないから!」


泣いたは泣いたけど、そこまでじゃないから!

ちょっと、今は告白のことで頭がいっぱいで・・


「ごめんて、あ!ちょっと公園寄らない?」


そう言いながら竜也は帰り道の途中にある公園を指差した


「あ、いいよ!」


そして私達は公園にはいり、公園の一番奥にあるブランコに乗った


「なんか、ブランコ乗るの久しぶりかも」