「ふ……ゆくん」



わたしがそう言ったときには


もう唇が重なりそうなぐらいの距離だった。


「…ん」


布由くんの顔が見える距離までにもどった。


「どうして?
どうしてこんなコトするの、わたし隼人の彼女じゃん!!
布由くん隼人の親友じゃん!!
わ、わけわかんないよ……」