「 なんならセカンドキスも体験させてやろうか? 」

と、新しく玩具を見つけたかのような不敵な笑みに私はハッとする。


「 なんで頼んでもないのにキスするんですか! 響さんのバカっ! 」

「 レモンの味がよかったんだろ? 」

「 それはただの例えです! 」

「 事実になってよかったじゃん 」

「 まぁ、それは‥‥って違う! 」

「 レモンの味ねぇ、ほんと女の考える事ってくだらねー 」

「 なっ!! ならしないで下さい! 近づかないでください! あーもうっ! 」