適当に服を決て、あたしはリビングに

行った。









外寒いかなぁ~?









四月上旬の今だけど、それほど寒くない

かも。









ほら、いわゆる、『地球温暖化』ってや

つ?








─♪♪~♪♪~









着信音がリビングに響いた。









「もしもし、涼平?」





『あー、うん、俺』





「どうしたの?まだ時間じゃないよね」






『うん。そうなんだけどさ、なんか美奈

に会いたくて・・・』






「え?もういるの?」






『うん。もういる』






「うっそ!じゃぁ、すぐ行くから」







『わかった』









あたしはケータイを鞄のなかに入れて、

家を出た。