「同情で付き合ってるとか、そんなんじゃない。
俺は美嘉のことが好きで……大好きだから 付き合ってるんだ。
今回のことは謝るから……もう2度とこういうことしないから……」
別れよう、だけは言わないでくれ。
そう言おうとしたんだけど、俺の言葉に美嘉が言葉を被せてきた。
「別れよう。」
俺は頭の中が真っ白になった。
「それだけは、勘弁してくれ。
それ以外なら、何でも言うこと聞くから……」
「嫌。
私はもう……透哉のことを信用できない。
苦しいの。
毎日 一緒に帰ってくれているから、いいっていう訳じゃないの。
それ以外の時間だって、私は透哉と一緒にいたいの。
でも、透哉はそうじゃないんでしょ⁇
私と話し終わったら すぐに他の女の子たちと喋って……。
今まで、私がどれだけ我慢してきたのか 分かるの⁇」