俺は 美嘉の家まで連れて行かれた。

美嘉のご両親と妹さんたちは アメリカへ行っているらしい。

だから、1人日本に残された美嘉は独り暮らしをしている。

さっき言ってた 瑠希さん……っていうのは、美嘉の従兄弟だ……って聞いてる。

多分……今から、説教されるんだろうな。

流石に美嘉の家で 暴れたりはできないから、喧嘩はないだろう。

「月波、お前 また美嘉のこと泣かせやがって……覚悟はできてんだろうな⁇」

「すみません。」

俺は床に座って、頭を下げて 謝った。

とは言っても、美嘉が泣いているところを見たりしてないから、正直に何がどうなってんのか分からねーんだけど。